白金台 フランス料理

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第一回セミナー

日時:平成1575日(土)午後4

自然栽培(無肥料栽培)野菜を知ろう


エコー有機農法研究会田神会長の株畑

講師

ナチュラル・ハーモニー代表河名秀郎氏

特別参加

ホスメック・クリニック院長 医学博士  三好基晴氏

自然のわ研究会 無農薬茶の杉本園  杉本秀樹氏

第一章 無肥料栽培

1、野菜はなぜ腐るのか(本来かれるもの)








ナチュラルハーモニー代表 河名秀郎氏
無肥料栽培・有機低農薬栽培と化学肥料栽培(慣行栽培)の野菜を薄切りにして同じ条件でビンに入れ密閉して放置しておくと、野菜が酸化していく様子がわかる。2週間たったところで、まず目で見て(視覚)一目瞭然有機低農薬野菜が姿もなくドロドロになっている、次に慣行栽培がやや姿を残すぐらいで、無肥料栽培はまったく形が崩れていない。
今度は臭いをかいで見る(嗅覚)やはり有機栽培野菜がとてもかぐことが出来るようなものではなくまだ慣行栽培の方がよい。そこで調べていくと肥料の量が違う、化学肥料はそこそこに管理されていてこの量が適量だからこれだけ使用しなさいとあるが、有機栽培は自主管理で一切決まりがないのでたくさん撒いてみようかなとか、たくさんとりたいから2倍入れてみようかとかで、自然の肥料ではあるが入ってく量は尋常ではない、酪農家等も糞尿をどんどん使ってもらえるのである種畜産業のゴミ箱のような状態になり、過剰に投与された肥料が地下水にまで影響を与えている、一番環境汚染に悪影響を与えているのは有機肥料栽培ではないかとも言われつつある、有機肥料でも植物性だけを使用しているほうはそれほど腐らないが、動物性のほうはすぐに腐ってくる。
2、なぜ無肥料栽培なのか
どのような人達が無農薬で野菜を作っているか、まず肥料を入れていない人達の畑は農薬をまく必要がない病気にならないし、虫が寄ってこない、植物性の肥料も天候に左右されながらまいたりまかなかったりする、動物の糞尿を入れている人はどうしても減農薬から逃れられない、農薬を使うのはつまり肥料によって変わってくる、無農薬にするには病気にかかりにくい、虫食いになりにくい健康な野菜を作る、すると農薬はいらなくなるという方程式が出来る。有機肥料で育てている方で農薬は使わず漢方液を使う人も多いが、虫は寄ってくるし病気になるし農薬となんら変わりない。
病気にならず虫も寄ってこなく力強い野菜が食べたい。
自然界は弱肉強食だから、有機肥料や化学肥料を施した畑に何も手を加えずに放っておくと、一晩で虫が寄ってきて全部食べてしまう、だから農薬や漢方薬をまく、自然界に返されてしまう虫によってとか病気とかという肩書きで、ところが自然に育てた野菜は病気にならず虫が寄ってこないだから農薬もいらない。
3、   生育促進
肥料によって急激に大きくした野菜は細胞が膨らんで大きくなっただけで細胞の回りも薄くなってしまい、すぐ破壊しやすく旨みも出てしまう、ところが自然に普通の速度で育った野菜は細胞が増えぎっしり詰まった状態になる、したがって両方の野菜を水の中に入れると、肥料によって大きく育てた野菜は水に浮き、無肥料の野菜は沈む、トマトも中に空洞が出来ないので沈む。
4、 自家採種
市販の種は交配していて遺伝子を組み替えていて、取れた種を翌年植えても同じものが出来なくなっている、自然界ではありえないかけ離れたもの同士を掛け合わせている、なおかつ高価である。
今畑で出来た一番元気でいいもので連作を繰り返し、固定された種を作る。
5、  木村さんの無肥料栽培りんご
 りんご農家は通常50回農薬をまく、有機栽培ですごくよくて5回ですめば優秀、ところが木村さんは完全無農薬でりんご作りに成功した、それは無肥料栽培で作ったから、木村さんが無肥料栽培に気がついたのは20数年前に偶然山のタンポポと畑のタンポポを同時に見る機会があったとき山のタンポポは元気なのに畑の肥料たっぷりのタンポポが元気ないときずき、タンポポを抜いてみると山のタンポポは根っこが張りぬけなかったのに、畑のタンポポはすっと抜けてしまった、それがヒントになりこの粘り(根張り)が重要だと気づき、今まで上のことしか見ていなかったが下のほうが大事だと気ずかれた。畑のタンポポは人間が肥料を入れて根の伸びる範囲を狭めてしまったからだ。木村さんのりんごは切り口が酸化しないので色が変わらない、しかも腐らないから2年ほっておくとドライフルーツのようになってしまう、ジュースも防腐剤・酸化防止剤等一切使用していないが3年放置しておいたものが熟成されて美味しくなっている。
 木村さんのりんごが腐らないのはそのものに力があるからで本来そういうものが食品である。いまあまりにも悪い食品が増えすぎている。
 一般のりんごの木は秋になっても紅葉もしなければ落葉もしないで青々としている、それは肥料を与えて休みなく働かせている、本来落葉して冬は来年のために休養するのに、肥料を与え続け眠らせない、つまり肥料は麻薬みたいなものだ。
6、ジャガイモと除草剤
 ジャガイモは上が枯れてくるともう出来ましたどうぞお取りくださいといって収穫できるが、一般では機械で掘り起こすのでかれていても邪魔になる、だからここで除草剤を散布してから機械で収穫する、エコー有機農法研究会の田神さんたちは手で掘り起こしている。

7、 杉本園がなぜ完全無農薬でお茶を作ったか(杉本芳樹氏)
 
農薬の被害は実は農家自身であった、自分たちが被害にあっているものを果たして続けていいものかと思い平成5年から完全無肥料無農薬で生産を始めた。
 そうすると茶園の様子ががらりと変わってきた、今まではきれいに揃っていた茶園だったが農薬をやめたとたんに周りから動物がたくさん入ってきて、虫もつくのですがすると鳥が入ってきて虫をみんな食べてくれる、ミミズが増えると動物がほじくって穴だらけになり雉なども茶園の中に巣を作るようになった。
茶葉はどうしても窒素を与えて育て収穫を増やすため、肥料は大量に与えていた、そのため土に草がまったく生えずPH3.0ぐらいだったが、今ではPH6.0で草ぼうぼうになった。自然に育てるとやはり八十八夜ごろの収穫になり、旬の時期があるが、お茶は相場があるので早く出荷したほうが高値がつくのでほかの茶園は収穫時期もだんだん早くなってきたが、一段落したころ収穫が始まる。


自然のわ研究会 無農薬茶の杉本園  杉本芳樹氏

第二章      安全な食品
発酵醸造
天然菌

天然麹菌・酵母菌・納豆菌で作られている食品はほとんど皆無に近い状態だ。いまは天然菌を突然変異させている、X線・ガンマ線・化学薬品・紫外線・重金属・抗生物質・コバルト等を与え突然変異を起こしている、それはメーカーの思惑で臭わない納豆にしようとか、香りのいい日本酒を造ろうということで作る、それを今度は人口培養するのだがその培養液が恐ろしい、肉汁・グルタミン酸ナトリウム・クレゾール等何十種類もの培養液がある。日本中のほとんどの食品のメーカーが人工培養された菌を使用している、

第三章 三好基晴先生
         化学調味料
グルタミン酸に塩を加えて酸味を中和すると味がよくなるということがわかり、化学的に苛性ソーダを結合させグルタミン酸ナトリウムが出来た。もともと人の体の中にグルタミン酸はあるがナトリウムはないので体の中で受け付けない。グルタミン酸にはLグルタミン酸とDグルタミン酸があるがDグルタミン酸は美味しくない、人の体にはもともとDグルタミン酸は存在しないし体にもよくない、電子レンジで暖めるとLグルタミン酸がDグルタミン酸に変化する、美味しくなく体によくない。


「買ってはいけない」著者
ホスメック・クリニック院長 医学博士 三好基晴氏
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